pdf が好き、なければ自炊だな

これは、

adventar.org

の14日目の記事です。

そもそも

昨年末に、

iPad電子書籍を読み、書き込みをする喜びを知ってしまった

趣味やら仕事やらの技術書の自炊生活が始まった

ときどき、自炊方法を聞かれるので、書きます

1. 使っているツール

スキャナーはScanSnap ix500、無水エタノールとメガネ拭きは、スキャナーのセンサー面の汚れを取るために使っています、pdfエディターは目次作成と圧縮用です

  1. アートナイフ 
  2. ローラーカッター
  3. スキャナー
  4. 無水エタノール 100ml
  5. メガネ拭き (10枚入り1000円未満のもの)
  6. pdf エディター( Acrobat Pro とか pdfExpert など)

2. 手順一覧

ローラーカッターが約50枚程度の裁断ができるので、カッターで50枚程度に小分けしてスキャンします

スキャナーの設定をカラーと白黒を自動判定させるとイマイチなので、表紙はカラーで本文はグレースケールでスキャン(300dpi)して、pdfエディタでまとめます

  1. 本の背を手で割る
  2. 本の背をアートナイフで切る
  3. ローラーカッターで裁断
  4. Snapscanでスキャン + OCR
  5. pdfExpert で表紙と本文をまとめる
  6. pdfExpert で目次を作る
  7. pdfExpert で圧縮

3. 手順の詳細背

1. 本の背を手で割る

ノリづけされている本の背を手で、50ページ程度で小分けするために、ノリ部分を外側に折って割れ目を付けます(ほどほどで)

2. 本の背をアートナイフで切る

手で割ったノリの部分を、アートカッターで切ります

アートナイフの刃は引いてはいけません、少しずつ真下に押して切ります(重要)

引くと勢いがついて背でなくページそのものを切るので注意!

3. ローラーカッターで裁断

50ページずつ、ローラーカッターで裁断します

本格的な裁断機は魅力的ですが個人で持つには大げさ過ぎなので

4. Snapscanでスキャン + OCR

ページが完全に1枚ごとになっているか確認します

本文が白黒の場合には、本文はグレースケール、表紙はカラーで別々にスキャンします

5. pdfExpert で表紙と本文をまとめる

表紙と本文を別々にスキャンした場合、pdfエディタで編集して一つにします

6. pdfExpert で目次を作る

これは、一番地味で時間のかかる行程ですが、自分はマストだと思います

やり方は、目次にする項目を選択して、右クリック、Add Outline itemです

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7. pdfExpert で圧縮

 iPadで表示させるとき、pdf の容量が大きいとのろまになります

適当に圧縮します、圧縮前のものはバックアップに別に取っておきます

4. 目次についての詳細

自炊したものに目次をつけるってのは、

OCRしたことで、イメージの上に透明な文字が配置された状態になっています

pdfエディタでの目次作成は、本文中の各章の透明な文字を選択する作業です

必ずしも完全に読み取られないので、間違ったOCRに対しては手で修正します

まあ、地味な作業ですけど

5. ツールの詳細